バーナンキFRB議長のコメント、市場への影響力が急拡大=調査
[ワシントン 22 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長発言のコメントが市場に与える影響力が2007年初めから急速に拡大したことが、米マクロエコノミック・アドバイザーズの調査で明らかになった。バーナンキ議長に次いで影響力が大きかったのは、コーンFRB副議長。
両氏がタッグを組んでサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を乗り切るため、政策変更について市場にメッセージを送ろうとしている姿勢が反映されたもようだ。
マクロエコノミック・アドバイザーズは「バーナンキ議長の発言で2年物の米国債利回りが60ベーシスポント以上動いた。この幅は、2番目に影響力のある米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの5倍にあたる」と述べた。
マクロエコノミック・アドバイザーズは、FOMCメンバーの講演開始15分前と終了1時間45分後の2年物米国債利回りを比較し、影響力の度合いを計っている。また、議会証言や、FOMCの声明および議事録なども参考にしている。
FRBはサブプライム問題に端を発した信用収縮が実体経済に与える影響を最小限に抑えるため、07年9月半ば以降、主要政策金利でるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を合計3.25%ポイント引き下げ、現在は年2.0%としている。
バーナンキ議長とコーン副議長の影響力は、FRBがこうして急ピッチで金融緩和を進めるなか増大したとみられる。
2006年はバーナンキ議長の発言で動いた2年物の米国債利回りの幅は、2番目に影響力のあるFOMCメンバーの2倍に過ぎなかった。また、コーン副議長は2006年の影響力は、全FOMCメンバーの中で最下位に近かった。
マクロエコノミック・アドバイザーズは「FRBを率いる両氏が、市場にFRBのスタンス変更のメッセージを届けようと意識的に努力してきた結果だろう」と分析している。
コーン副議長に次いで3位に入ったのは、リッチモンド地区連銀のラッカー総裁、4位はフィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁。両氏はタカ派として知られる。5位、6位は、ハト派として知られるミシュキンFRB理事とボストン地区連銀のローゼングレン総裁。
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